【お知らせ】横川 慎二教授と株式会社携帯市場との産学連携プロジェクトの研究成果が、メディアに掲載

◆ 炎天下に「野外放置20分」で端末温度が60度に!?

◆ ”スマホ熱中症”の危険性と冷やす際のポイント

◆ 今回の研究成果が今後どの様な事に繋がるか

FNNプライムオンライン

【今回の研究成果が今後どの様な事に繋がるか】


今後我々が身につけて持ち運ぶモバイル機器は、さらに小型大容量のバッテリーが搭載されるようになります。それらのバッテリーを安全、安心に使ってゆくには、リスクのある行動を知り、その行動を変容することが大事です。今回の実験は、危険に至るぎりぎりの行動を知ることが目的でなく、炎天下における「ながら充電」を避けるなど、安全に向けた行動指針として認識いただければと考えています。

 

特に、産まれたときからスマホが身の回りにあった子供など若年層にとって、スマホはいつでも、どんなときでも身近で使えるものという感覚が強くあります。そのような若年層にも安全に機器を使ってもらうためにも、リスクを具体的に伝えて、自ら事故を回避するようにすることが大事です。

 

また、カーボンニュートラルを目指す世界では、再生可能エネルギーによって様々な場所で、様々な形でエネルギーが生み出されるようになります。このエネルギーを有効に使ってゆくための鍵となるのが、バッテリーの活用です。

 

今はまだ、再生可能エネルギーの蓄電は、大型の蓄電池の利用が前提となっています。しかしながら、小型大容量化が進んでゆけば、身の回りのデバイスの一つ一つが、日々の生活のエネルギー供給源になる世界が来るかもしれません。その世界を安全でレジリエントなものにするためには、リスクを知り、それを回避するための知識や技術が必要と考えています。



プロジェクト詳細については下記のニュースも併せてご覧ください。

電気通信大学ニュースリリース

 

2021年08月19日