【お知らせ】6月30日i-PERCシンポジウム2021を開催します(講演概要プログラム掲載)
i-PERCシンポジウム2021
テーマ 【カーボンニュートラルに向けた電力エネルギーと情報通信】
目下、世界規模での脱炭素社会構築が喫緊の課題として取り上げられ、日本政府は、
「2050年カーボンニュートラル」を宣言し、経済と環境の好循環を実現するグリーン
成長戦略を打ち出しました。カーボンニュートラルは、並大抵の努力では実現できま
せん。温室効果ガスの排出が8割以上を占めるエネルギー分野において、どのような形
で取り組むのか、グリーン成長戦略に情報通信がどのような形で貢献できるのかが極め
て重要です。本シンポジウムを通して様々な角度から上記の課題、エネルギー政策及び
エネルギー需給の絵姿を議論し、深めて頂く好機となれば幸いです。
【プログラム詳細】
日時:2021年6月30日(水)13:00~16:00
実施形態:オンライン開催(Zoomウェビナー)
対象:どなたでも
参加費:無料
定員:100人程度(要事前申込)
申込:下記URLの参加申込フォームよりお申込みください。
URL:https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_I_wTz1bZTG2QgglU9byW8g
主催:電気通信大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター(iPERC)
協賛:株式会社グリッド
開会ご挨拶 13:00~13:10 横川 慎二センター長
13:10~13:50(Q&A含む)
■基調講演:小林 光氏(東京大学 先端科学技術研究センター研究顧問)
「脱炭素実現の鍵は協力への投資」
日本のこれまでの温暖化対策は、経済に対して環境対策が悪影響を与えない範囲で行うとの呪縛にとらわれていたのではないか。
その結果、ビジネスチャンスは失われ、技術も枯渇してきている。世界の動きに置いておかれる瀬戸際でようやく踏み切ったのが、
2030年46%カット、50年実質排出ゼロ。環境への取組みこそが、経済を活かす、と確信し、今こそ投資を。
円滑な投資のためには、仲間づくり。そして政府は、カーボンプライシングで投資の成功を下支えすることが重要である。
13:50~14:30(Q&A含む)
■招待講演:仁木 栄氏(新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 技術戦略研究センターサスティナブルエネルギーユニット長)
「カーボンニュートラル実現に向けたエネルギーイノベーション」
世界各地で異常気象が頻発するなど、温室効果ガス(GHG)による気候変動問題は世界共通の課題であり、世界が一致協力して カーボンニュートラルを目指す必要がある。日本では菅首相が2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言した。本講演ではGHG排出の現状と削減シナリオを紹介するとともに、カーボンニュートラル実現に向けた研究開発の重要性を議論する。
休憩 14:30~14:40
14:40~15:45 iPERC教員の講演
■テーマ別講演(i-PERC専任教員による)
・横川慎二(i-PERC教授・センター長)
「カーボンニュートラルに向けたi-PERCの活動について」
・曽我部東馬(i-PERC准教授)
「不確定性を考慮したエネルギーミックス問題の最適化」
-数理手法、AI手法そして量子アルゴリズムまでー
・澤田賢治(i-PERC准教授)
「電力インフラのエッジデバイスに適用可能なセキュリティ機能開発」
・早瀬修二(i-PERC特任教授)
「高効率フレキシブル太陽電池の開発と円筒形太陽電池への応用」
・市川晴久(i-PERC特任教授)
「ユーザ主導インターネット型電力システム」
Q&A、議論(iPERC講演者向け)15:45~15:55
閉会ご挨拶 15:55~16:00
【プロフィールご紹介】
小林光(こばやしひかる)・東京大学先端科学技術研究センター研究顧問
1949年11月東京生まれ。
73年慶應大学経済学部卒、東大まちづくり大学院修了、パリ12大学都市研究所満期退学。博士(工学)
73年環境庁入庁。地球環境局長、事務次官などを歴任。2011年1月に退官し、慶應大学(SFC)教授(19年まで)。16年から現在まで東大客員教授。17年から1年間、米国でフルブライト派遣教授。エコ経済、エコまちづくりを一貫して担当。自宅エコハウスでも有名。編著書には、「環境でこそ儲ける」、「地球とつながる暮しのデザイン」など。
【講演概要を含むプログラム】 【後援】
◆電気通信大学 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター(AWCC)
◆電気通信大学 人工知能先端研究センター(AIX)
◆電気通信大学 環境調和型ライフサイクル研究ステーション
◆電気通信大学 先進エネルギーデバイスとAI融合技術研究ステーション
◆電気通信大学 次世代品質信頼性情報システム融合研究ステーション
https://www.uec.ac.jp/research/activity/station.html
【協賛企業】
◆株式会社グリッド様
◆ガイオ・テクノロジー株式会社様