iPERCシンポジウム2019

~革新的次世代太陽電池の大学での研究と企業実用化の動向~

日時 : 2019年8月2日 (金) 13:00 – 16:30

場所:電気通信大学 100周年記念ホール(100周年記念キャンパス内)

東京都調布市調布ヶ丘1-5-1(京王線・調布駅徒歩10分)

アクセス

お申込み:こちらより登録制

プログラム:

13:00~
主催者挨拶  電気通信大学 iパワードエネルギー・システム研究センター
センター長 大川 富雄
13:10~
基調講演   「再生可能エネルギーの主役に躍り出た太陽光発電とその新技術」
東京大学  総合文化研究科 兼 先端科学技術研究センター 教授 瀬川 浩司
14:10~
講演1        「フィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールの開発」
株式会社東芝 研究開発センター トランスデューサ技術ラボラトリー         都鳥 顕司
14:50~                        休憩10分
15:00~
講演2                「量子ドット太陽電池の電荷分離界面の構築と高効率化への道筋」
電気通信大学 情報理工学研究科       教授 沈 青
15:40~
講演3               「さらに高い効率を狙えるペロブスカイト太陽電池」
電気通信大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター 特任教授  早瀬 修二
(16:30頃       閉会)

 

参加費:無料

講演概要:
  • 「再生可能エネルギーの主役に躍り出た太陽光発電とその新技術」
東京大学 総合文化研究科 兼 先端科学技術研究センター 教授 瀬川 浩司
世界の太陽光発電設備導入量は500GWを超え、遂に風力発電の設備導入量を追い越すところまできた。その太陽光発電の技術にも大きな進展がみられ、塗って作れる低コスト高性能太陽電池として「ペロブスカイト太陽電池」が世界中で研究されている。講演では、進化する太陽光発電の現状と展望を紹介する。
  • 「フィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールの開発」
株式会社東芝 研究開発センター トランスデューサ技術ラボラトリー 都鳥 顕司
ペロブスカイト太陽電池は、塗布・印刷技術による低コスト化と高効率化が期待されています。その中でも、多様な設置が可能となる軽量・フィルム型のペロブスカイト太陽電池モジュールの開発について紹介します。
  • 「量子ドット太陽電池の電荷分離界面の構築と高効率化への道筋」
電気通信大学 情報理工学研究科 教授 沈 青
コロイド量子ドットを用いた太陽電池は次世代太陽電池の候補の一つとして期待されている。本講演では、量子ドットの低欠陥化、電荷分離機構の解明、界面制御による光電変換特性の向上とそのメカニズムついて報告する。
  • 「さらに高い効率を狙えるペロブスカイト太陽電池」
電気通信大学 i-パワードエネルギー・システム研究センター  特任教授 早瀬 修二
太陽電池の効率を高めるためには光電変換部分を高温で作製し結晶性を高める必要があった。革新的太陽電池とも呼べるペロブスカイト太陽電池は低温・印刷技術で作製できるにもかかわらず、高温で作製した無機系太陽電池と同等の効率を発揮することができる。さらに高い効率を狙えるペロブスカイト太陽電池について議論する。
お問合せ : i-PERC事務室  e-mail: iperc-info@uec.ac.jp